第194章すべてあなたのもの

セリーナは彼の方へ身を乗り出した。

エイドリアンは彼女と真正面から向き合い、その首の後ろに手を回して留め具をかけた。

二人の距離は、息がかかるほど近かった。

肌に触れるダイヤモンドの冷たい感触と、時折触れる彼の温かい指先――そのすべてが、彼女の感覚を過敏にさせた。

彼女の呼吸は浅くなった。

幸いなことに、彼はすぐに手を離した。

透き通るような細い首元で、そのネックレスは息をのむほど美しく輝いていた。目をそらすことなどできなかった。

セリーナは首を傾げ、それをちゃんと見ようとした。

だが、その角度からは全体の美しさを確認することはできなかった。

期待に目を輝かせながら、彼女は尋...

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